演劇、舞踊、音楽を融合させた歌舞伎は、日本独自の舞台芸術であり、その起源は400年以上前にさかのぼります。その特徴のひとつは、女方(おんながた)と呼ばれる男性俳優が女性の役を演じることです。長い年月をかけて、彼らは化粧、衣装、所作をますます洗練させ、女性らしさを驚くほど巧みに表現する「女方」の技芸を磨き上げてきました。
今回の「女方ができるまで」では、才能ある若手歌舞伎俳優、中村鷹之資が、舞台上で化粧の仕方や衣装の着付けを実演し、その後、『藤娘』の一場面を披露します。日本舞踊のこの代表的な演目では、藤の花の精が娘の姿で現れ、華麗な衣装と優雅な舞を通して、ある男性への恋心を表現します。一瞬で衣装が変わる早替りは、この作品の見どころのひとつです。
中村鷹之資 はその後、女方から立役(たちやく)に変わり『石橋』に登場、堂々とたてがみを振るう獅子を演じます。この華やかな演目では、橋のそばで力強く舞い、長いたてがみを勢いよく振り回す姿が見どころとなっています。
中村鷹之資
1999年生まれ。人間国宝・五代目中村富十郎の長男で、2001年に『石橋』で初舞台を踏んだ。父から受け継いだ確かな技術と優れた身体能力を持ち、すでに日本芸術院賞新人賞、文化庁芸術祭新人賞など、多くの賞を受賞している。
4月9、10日 19時開演
大ホール (地下3階)
料金 一般 20 € / 割引 18 € / MCJP会員 16 €
3月3日より予約開始 ここより
公演時間 : 2時間(休憩含む)
主催・製作:松竹株式会社
共催:パリ日本文化会館、ローマ日本文化会館、ケルン日本文化会館
助成:クリエイター支援基金 独立行政法人日本芸術文化振興会、笹川日仏財団
写真クレジット
藤娘 © Fumio Watanabe
中村鷹之資 © Tadao Matsuda



