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聖徳太子1400年御遠忌特別展 濱野年宏

-世界が認めた東洋の心と形

聖徳太子1400年御遠忌として、中宮寺蔵の宝物である濱野年宏の作品「聖徳太子絵伝四季図大屏風」を中心とした展覧会がパリ日本文化会館にて2022年4月13日から5月11日まで開催されます。

「聖徳太子絵伝図大屏風」は、皇室ゆかりの寺、奈良中宮寺新御殿の鳩和殿建立にあたり、濱野年宏が芸術プロジェクトの一つとして完成させた作品です。15年の歳月をかけ、多くの文献と資料の研究調査をし、鎌倉時代の四季絵様式「聖徳太子絵伝」に基づき、70数場面におよぶ太子生涯の事跡を繊細に描いたことで、歴史的価値ある濱野の業績となっています。背景に描いた四季の草花画は、「日本の伝統的な特徴を踏まえながら、具象の域を超えた真理が表現されており、人種、民族の垣根を超えて共有できる美」であると世界的に高く評価されています。

<濱野年宏>
1937年香川県高松市に生まれる。多摩美術大学洋画科卒業。1971年に現代美術団体RYU(りゅう)を創立し、教育と文化を両翼とした芸術運動を21世紀に向けて展開する。2005年には、愛知万博日本館貴賓室に特別展観。奈良・中宮寺には15年かけ「聖徳太子絵伝」四季図大屏風を完成するほか、環境芸術としての壁画、天井画、彫刻、アートワークスとしての庭園などを制作する。2003年クラクフ国際版画トリエンナーレ名誉大賞、2007年ポーランド共和国文化勲章、クラクフ国際トリエンナーレ40周年勲章、2008年山陽新聞文化功労賞、よんでん芸術文化賞受賞、2017年フランス共和国芸術文化勲章オフィシエ、同年旭日双光章など国内外において数多く受賞。

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