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『 *folding cosmos Small Part of Infinity』出版

Small Part of Infinity *folding cosmos(日英仏三ヶ国版)

フォールディング・コスモス(内包する小宇宙)は、方舟をエレメントとした最小限の床の間で構成した空間と、アーティストの作品とともに世界を旅するプロジェクトである。生涯旅を続けた幕末の探検家、松浦武四郎の最後の住まいである一畳の書斎「一畳敷」をモティーフに、世界の人々と一期一会の「対話」の場である茶席を取り入れ、ものをつくること、創造することで、日本独自の文化と世界感、つまり方舟の中に秘められた小宇宙を世界の人々と共有していく試みでもある。ル・コルビュジエの「カップ・マルタンの休暇小屋」との「最小空間」および「最後の場所-終の住処」という共通点から、この建築家が設計した「サヴォア邸」や「レマン湖畔の小さな家Villa « Le Lac »」で長期開催された。

本書『Small Part of Infinity *folding cosmos』は、ル・コルビュジエと松浦武四郎の空間に対しての美学や人生観に焦点を当て、各国のキュレーターや大学教授など専門家の寄稿を取り入れながら、フランスほか世界各地の会場写真やイメージとともに、このフォールディング・コスモスの展覧会と旅のストーリーを一冊の小さな本としてまとめたものである。100頁、サイズ12 x 16.5 cm、Call Me Edouard出版より2020年12月に500部刊行。CHF 25.00 | € 25.00 | £ 23.00

倉島 美和子 著

寄稿

ICUの一畳敷
国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館

『レマン湖畔の小さな家』ル・コルビュジエ/『レマン湖畔の小さな家』でのフォールディング・コスモス」
パトリック・モーザー(「レマン湖畔の小さな家」キュレーター)

世界を一望のもとに-ノグチの好み、ル・コルビュジエの野心
新見 隆 武蔵野美術大学教授

フォールディング・コスモス/ノグチとル・コルビュジエ
デイキン・ハート イサム・ノグチ財団・庭園美術館シニア・キュレーター

フォールディング・コスモスとしての一畳敷
ヘンリー・スミス Ⅱ世/コロンビア大学名誉教授

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笹川日仏財団

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