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Drawing Orchestra featuring Abdelkader Benchamma

2021年3月12日(金)19時30分より
YouTube Liveにて配信

「TOKYO CANAL LINKS」とは、運河によって東京の歴史や文化がつながり、東京が国際的なTOKYOへとつながる架け橋となることを目指すアートプロジェクトです。その一環として、2021年3月12日(金)に「Drawing Orchestra featuring Abdelkader Benchamma」(ドローイング・オーケストラ フィーチャリング アブデルカデール・ベンチャマ)を開催します。

「ドローイング・オーケストラ」とは、アーティストの鈴木ヒラクとデザイナーの大原大次郎の発案によるドローイングセッションのプロジェクトで、第一回目は2020年2月2日に東京都現代美術館にて行われました。

第二回目となる今回は、かねてから鈴木ヒラクとコラボレーションを重ねてきた、アルジェリアの血を引くフランス人アーティスト、アブデルカデール・ベンチャマを中継によりゲストとして迎え、国境を跨いだセッションを行います。

ベンチャマはダイナミックな自然現象を想起させるモノクロームの線によって、国際的なコンテンポラリードローイングのシーンを牽引する存在です。日本側は、盟友である鈴木ヒラクと、第一回にも出演した大原大次郎、西野壮平、村田峰紀、やんツーの5名が新しい試みで参加し、またゲストとして書家の華雪と、アライブペインターの中山晃子といった気鋭のアーティスト2名もセッションに加わります。

Drawing Orchestra featuring Abdelkader Benchamma
(ドローイング・オーケストラ・フィーチャリング・アブデルカデール・ベンチャマ)

配信日時 2021年3月12日(金)19:30〜21:00 YouTube Live
(予定/配信時間は変更となる可能性があります)

イベントの詳細や視聴についてはこちらより。

主催 寺田倉庫、TOKYO CANAL LINKS実行委員会
助成 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、笹川日仏財団、公益社団法人企業メセナ協議会 2021 芸術・文化による社会創造ファンド

アブデルカデール・ベンチャマ
1975年マザメ生まれ。エコール・デ・ボザールを卒業、現在はモンペリエとパリを拠点に活動。ベンチャマは、ドローイングという唯一のメディウムで作品を制作している。彼はドローイングのプロセスにおいて様々な方法論を採用しており、ある時は彫刻家のような極めて緻密な筆致で一枚の紙の上を移動し、またある時は空間に対応した過剰なほどのジェスチャーで壁全体に広がる。物質としての線は有機的に成長し、やがてフレームから抜け出す。文学、哲学、宇宙物理学、秘教的な考察からインスピレーションを受けた彼の作品は、現実との関係を問う視覚的なシナリオを生み出し、見えないものの境界線を探求する。主な展覧会に第54回ヴェネチアビエンナーレ(2011)、シャルジャ・ビエンナーレ(2017)など多数の国際展および、ニューヨークのThe Drawing Center(2015)での個展など。2015年、Drawing Nowプライズを受賞し、Le Meuriceプライズにノミネートされた。
さらに詳しくはこちらから(英仏語)。

鈴木ヒラク
1978年生まれ。アーティスト。文字や記号の発生に関心を持ち、環境に潜在する線的事象の発掘行為を通して、現代の時空間におけるドローイングの拡張性を探求している。2011-2012年アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成によりアメリカに、2012-2013年公益財団法人ポーラ美術振興財団の助成によりドイツに滞在。これまでに金沢21世紀美術館 (石川、2009年)、森美術館 (東京、2010年)、ヴロツワフ建築美
術館 (ポーランド、2015年)、銀川現代美術館 (中国、2016年)、MOCO Panacée (フランス、2019年)、東京都現代美術館 (東京、2019-2020年)など国内外の美術館で多数の展覧会に参加。2016年よりドローイング研究のためのプラットフォーム『Drawing Tube』を主宰。音楽家や詩人など異分野とのコレボレーションや、大規模なパブリックアートも数多く手がける。主な作品集に『GENGA』(2010年)、『SILVER MARKER―Drawing as Excavating』(2020年)などがある。
ウェブサイト

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