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椎名亮輔「近代日本の五人の日本女性作曲家達 (1868 – 1945)」講演会

2020年3月12日 18時

明治時代に入ってから第二次世界大戦が終わるまで、日本で女性は広く差別されており、作曲家も例外ではありませんでした。にもかかわらず、職業や思想、家庭の問題に直面しても、決してやる気を失うことなく、勇気を持って作曲を続けました。

ソプラノの奈良由美とピアニストのモニーク・ブーヴェによるコンサート「20世紀の日本の女性作曲家たち」が、パリ日本文化会館とシャンピニー・シュル・マルヌで開催され、松島恒(1890-1985)、遠山美智子(1913-2006)、亘理京子(1916-1974)、金井喜久子(1906-1986)、吉田貴子(1910-1956)の作品をフランス聴衆に向けて紹介しました。

この講演会が目指すのは、これまであまり知られていなかったフランスの音楽、生命と情熱に満ちた音楽、現代日本の音楽の多様性を見事に表現した音楽をフランスの人々のに紹介することにあります。

椎名亮輔(しいな・りょうすけ)1960年東京都生まれ。 ニース大学で哲学博士号を取得後、東京大学助手を経て、パリ大学、リール大学で講師を務める。 現在、同志社女子大学音楽学部教授。著書『音楽的時間の変容』、『狂気の西洋音楽史』、翻訳『実験音楽 ケージとその後』、『演奏家のための和声分析と演奏解釈-ショパン』等多数。

お席に限りがありますので、事前にご予約ください。
電話 01 44 39 30 40
メール siegeparis@ffjs.org
Fondation Franco-Japonaise Sasakawa
27, rue du Cherche-Midi, Paris 6e.

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